深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記

metakit2006-06-22

■奈良の高校生は自殺したのでなければ、マンガ喫茶にいるのだろう。



■素人とプロというのは、最早、テクニカルなことだけでは区別がつかなくなってきた。有名シェフと言ったって、単に高い素材を使っているだけで、調理技術だけで言えば、もっと凄い奥さんや旦那さんはたくさんいると思う。


オンブックをやっていて分かったことは、実にいろんな人が出版の相談に来るのだが、企画やテーマは面白いのに、なかなか進まないことが多い。さっさかと出してしまう人は、発行することにある使命感を持っている人か、プロであるかだ。素人とは要するに、自分で締切を作れない・守れない人のことなのだ。ああ、これは「ポンプ」をやった時に気づいていたことではないか。「ポンプ」には「ボイスプール」という自由投稿と、「テーマ募集」というテーマ投稿があった。テーマ投稿とは、テーマと締切を編集部が設定することだ。ということで、いろいろ仕込みを開始しました。ご期待ください。


■写真の世界はデジカメのカメラそのものの技量がどんどん上がっていくし、レタッチソフトも完璧だ。プロのカメラマンは、RAWデータで撮影する。最初からレタッチすることを前提に撮影するのだ。なんだろうね、カメラマンという人種は。美しく、きれいに撮ることを追求する。単に自分の技術を見せたいのであって、その写真で何を伝えたいかなんてことは二の次かい。自分が機械のように精巧であるということが、そんなに自慢なのかい。カメラの機種自慢をするカメラマンは、初対面の会話で相手のプログラム能力を推し量ろうとするエンジニアと同じだ。


■僕は美しい写真を撮りたいのではない。正しい写真を撮りたいのだ。


■奈良の高校生は、マンガ喫茶で書きこみをしているのだろうか。