深呼吸する言葉

言葉の力

2008-01-01から1年間の記事一覧

人が責任をとるべきだとしたら、それは自分自身に対してだけだ。

悲しい時に泣けないあいつは、とても悲しい人だ。

豊かであるから幸福であると思った時代から、幸福だから豊かであると思う時代へ。

人は酔ったふりしたり好きになったふりするのが好きだな。

「それって、チョー受けるんだけど」って、人間関係をテレビ番組みたいに言うんじゃない。

知らないことを恥じるより、知ったふりすることを恥じよう。

説教されることが嫌いな人ほど説教するのが好きだ。

いつだって、本当のことは、ひとりぼっちだ。

涙は心の労働による汗である。

別れる辛さにかてる強さを持たない人間に、新しい出会いはない。

また会おうね、という思いをこめた「さようなら」と、もう会えないね、という思いをこめた「さようなら」がある。

意味のない笑いが、あなたから本当の笑顔を奪っている。

座っていると風が吹いてくる。歩き出すと私が風になる。

死んでしまったあいつとの思い出はたくさんある。だけど、あいつと新しい思い出を作ることが出来ないことが何よりも寂しい。

私とは試薬である。

完全な希望よりも、少しのためらいのある希望の方が魅力的だ。

時々、魂の住みかを引越しさせたくなる。

欲望とは、ご飯を食べながらグルメ雑誌を読むみたいなこと。

ストレスはストレスを感じた時にストレスになる。寒い時に寒いと感じるのはストレスではないのだから。

広告は嘘は言わないが、本当のことも言わない。誰かさんみたいだ。

悲しみは点。喜びは面。

天は人の上に天を作った。

表現に必要なものは、才能でも努力でもない。方法だ。

嫌いなはずの歌を口ずさんでいる時がある。

人の心を動かす言葉よりも、人の体を動かす言葉を吐きたい。

連想力は本当の想像力ではない。

朝の目覚めは、目覚まし時計ではなく、太陽の陽射しに、お願いしたい。

自分の鉱脈にツルハシを振り下ろせ。

自分の話した言葉が、その場にとって必要な言葉だったと感じた時に幸福を感じる。

どうしても思い出せない深呼吸する言葉がある。