深呼吸する言葉

言葉の力

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

白日日記

有らざらん 壱阿部 重夫 / オンブック(2006/10/10)Amazonランキング:位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog ようやく阿部重夫さんの本が出る。とは言っても、まだ1ヶ月あるが。なにしろ膨大な原稿の最初の1冊だ。メ…

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●甲子園野球のハンカチ王子は、ワンセグで見た。ワンセグは日常的なテレビではないな、まだ。 ●携帯電話にカメラがついた時、携帯電話を契約してすぐに解約してカメラとしてだけ使う、みたいなことが言われた。ワンセグ携帯なんか、まさにそれで、このサイズ…

白日日記

深呼吸宣言 3橘川 幸夫 / オンブック(2006/05/26)Amazonランキング:位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog

白日日記

●僕らは戦争に直接関与していないから戦争責任と言われても戸惑う。僕らが直接関与しているのは戦後社会だ。戦後社会の功罪を明確にしない限り、先へは進めない。脳天気な賛美もいじけた全否定も空しい。正確な視線で輪郭と内実を透視すべきだ。 ●多く求める…

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●理屈より屁理屈がまかり通る時代は軍靴の音が聞こえてくるね。東京裁判が戦勝国アメリカの横暴ならば、それは何よりも、たった今の、フセイン裁判を否定すべきだ。 ●季節のスタートは春なのか夏なのん秋なのか冬なのか。どれを選ぶかで人生が変わってくる。

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●現場とはゼロから1が生まれる場所である。抽象が具体化する瞬間は美しい。 ●いつもはバスに乗って目黒へ行く。雨が上がってあまりに空が神々しかったので、バスに乗って反対側の等々力行きに乗った。多摩川まで出て空を見上げてきた。日常を反対方向に進む…

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●80年代のバブルの時代に、地上げ屋の社長から儲け方の秘訣というのを聞いた。「金を儲けたっかったら金持ちとだけ付き合え」と。しかし、バブルが崩壊して、その人は1000億近い負債を抱えた。ヒルズ族というのも同じだろう。成金が集まって金儲けの話…

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●1970年代にロッキングオンで連載していた原稿を時々、読み直す。若い時は読み直すなんてことは一切しなかったのだが、もうすぐ還暦だし。三波春夫批判が書いてあって「お客様は神様です、と言うが、神様からお金をもらう信者がどこにいるんだ!」という…

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●亀田興毅のパッシングは、きっと、日本人が「インチキ」に対して、ものすごくナーバスになっている精神状況からきた集団ヒステリーだと思う。世の中はインチキすることがビジネスだと思っている経営者や、異性を手に入れるためならどんなダマシでもやるラブ…

白日日記

●亀田興毅のパッシングが凄い。彼自身は純粋培養された人間でナイーブだと思うから、結構シンドイのではないのか。本人がインチキしたのではなくて、周辺の大人たちの思惑の結果に過ぎないからだ。本人は初回にダウンしてから、その後は確実にポイントを稼ぐ…

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●関係性の王国であったニッポンから、関係性が失われていく。これは共同体の生態系破壊とも言うべきことだ。若者が酒を飲まなくなってきた。酒が、共同体を盛り上げるためのものから、単なる個人の嗜好品に変質しつつあるからだろう。崩壊の要素はあらゆる局…

白日日記

●ようやく全てが分かって全てが分からなくなってきた。分かったことは「分かろうとしなくてよい」ということであり、分からなくなったのは「それでもあふれ出す疑問は何の意味があるのか」ということか。 ●徹底的に否定して否定して否定しつくして、最後に、…