深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記

metakit2006-08-05

●関係性の王国であったニッポンから、関係性が失われていく。これは共同体の生態系破壊とも言うべきことだ。若者が酒を飲まなくなってきた。酒が、共同体を盛り上げるためのものから、単なる個人の嗜好品に変質しつつあるからだろう。崩壊の要素はあらゆる局面で見受けられる。そして僕は、この生態系が破壊され尽くした後に見える風景を想像している。


●人間は成長していくものではなく、たまねぎの皮のように、剥いて剥いて剥き続けて、いつかなくなるものなのだ。剥かれないままの自我は不潔だ。


●言葉の使い方を知らぬ者と、どうやって言葉を交わせば良いというのだ。言葉を使い切れ!


ウィキペディア青空文庫と同じで、まじめなコンピュータ技術者のセンスそのままで、「はいはい、マジメにやってくれ」と思うばかり。「ウィキペディア」の「悪魔の辞典」を作りたい。個人が個人であることを沈めて全体とつながっても仕方ない。個人が個人として輝きつつ、全体を構成していくことが、アフターインターネットの課題なのだから。