深呼吸する言葉

言葉の力

2006-01-01から1年間の記事一覧

白日日記

新刊ほどアマゾンのユーズドで安く買える。でも20年前の本は買えない。新刊だけで勝負する出版社や書店のビジネスモデルは崩れているのではないか。100年前までは「本」は個人に買わせるものではなかった。近代になって、個人消費財としての出版ビジネ…

白日日記

微分と積分。白日日記の僕のコトバが、いろんな人のブログの中に使われている。ええですねぇ。昔、僕の書いた文章をそのまま、自分の日記で書き下ろしたような奴がいて、メールしたら平謝りしてた。怒ってないから、一度遊びにきなさい、と言ったのに、だけ…

白日日記

不思議な未来は、自分に対する不思議さを感じる度合に応じて、やってくる。

白日日記

長い空白はそれだけの密度ある時間を表している。 ホフディランの「欲望」をエンドレスでかけながら。

白日日記

分からず屋が分かったふりしてくっちゃべる姿が一番いやだねぇ。 Web2.0の批判を書き始めたが、こんなの書いても、分からない奴には死んでも分からないだろう。 もういちど潜るか。 ということで。

白日日記

今年の春に「気絶」してから、なぜか脳髄は冴えまくっている。 というか、そこから酒を控えるようになったからか。 若い世代は酒を飲まなくなったという。 理由は知ってる。 今、3冊の本を書いていて、その1冊でまとめる。 三菱銀行のPR誌から「団塊世代…

白日日記

北朝鮮で核実験。これで困ったことは、南北統一が行われると韓国が核保有国になるということだ。アメリカは金体制の追い込みをかけるだろうから、結果的に南北統一が為される可能性は高い。アメリカは極東のことよりも、アラブの石油が大事だから、北朝鮮か…

白日日記

テレビを見ていて、いきなり嫌いになるタレントがいる。かつて、山田邦子がそうで、やがて和田アキコがそうで、今は吉永小百合がそうだ。テレビって、もの凄い狭い世界の人間だけで作っている。一度そのコミュニティに入りこむと、努力しなくても固定された…

白日日記

参加型メディアの本質は「レスポンスと連鎖」である。このことが分からない旧型メディアの人間にはWebのバージョンをいくら上げてもゼロのまんまだ。祭りには中心のある盆踊りと、到着点のある阿波踊りの二つのタイプがある。

白日日記

古今東西、権力者という者で、その国の未来を考えて治世した者はいない。現世の冨と力を集中させ、現世の中に王国を創ろうとする者が権力者だ。それは、下克上で権力を奪取した者でも、革命で権力を握った者でも、パフォーマンスの選挙で王座に付いた者でも…

白日日記

アフターインターネット会議、終了。パワフルな聴衆が100人ほど。わざわざ日本各地から来てくれた人も数人。定期開催をします。 政治家は頑張らなくてよい。余計なことで頑張りすぎる政治家がいるから日本社会はめちゃくちゃだ。 「食育」という言葉があ…

白日日記

有らざらん 壱阿部 重夫 / オンブック(2006/10/10)Amazonランキング:位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog ようやく阿部重夫さんの本が出る。とは言っても、まだ1ヶ月あるが。なにしろ膨大な原稿の最初の1冊だ。メ…

白日日記

●甲子園野球のハンカチ王子は、ワンセグで見た。ワンセグは日常的なテレビではないな、まだ。 ●携帯電話にカメラがついた時、携帯電話を契約してすぐに解約してカメラとしてだけ使う、みたいなことが言われた。ワンセグ携帯なんか、まさにそれで、このサイズ…

白日日記

深呼吸宣言 3橘川 幸夫 / オンブック(2006/05/26)Amazonランキング:位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog

白日日記

●僕らは戦争に直接関与していないから戦争責任と言われても戸惑う。僕らが直接関与しているのは戦後社会だ。戦後社会の功罪を明確にしない限り、先へは進めない。脳天気な賛美もいじけた全否定も空しい。正確な視線で輪郭と内実を透視すべきだ。 ●多く求める…

白日日記

●理屈より屁理屈がまかり通る時代は軍靴の音が聞こえてくるね。東京裁判が戦勝国アメリカの横暴ならば、それは何よりも、たった今の、フセイン裁判を否定すべきだ。 ●季節のスタートは春なのか夏なのん秋なのか冬なのか。どれを選ぶかで人生が変わってくる。

白日日記

●現場とはゼロから1が生まれる場所である。抽象が具体化する瞬間は美しい。 ●いつもはバスに乗って目黒へ行く。雨が上がってあまりに空が神々しかったので、バスに乗って反対側の等々力行きに乗った。多摩川まで出て空を見上げてきた。日常を反対方向に進む…

白日日記

●80年代のバブルの時代に、地上げ屋の社長から儲け方の秘訣というのを聞いた。「金を儲けたっかったら金持ちとだけ付き合え」と。しかし、バブルが崩壊して、その人は1000億近い負債を抱えた。ヒルズ族というのも同じだろう。成金が集まって金儲けの話…

白日日記

●1970年代にロッキングオンで連載していた原稿を時々、読み直す。若い時は読み直すなんてことは一切しなかったのだが、もうすぐ還暦だし。三波春夫批判が書いてあって「お客様は神様です、と言うが、神様からお金をもらう信者がどこにいるんだ!」という…

白日日記

●亀田興毅のパッシングは、きっと、日本人が「インチキ」に対して、ものすごくナーバスになっている精神状況からきた集団ヒステリーだと思う。世の中はインチキすることがビジネスだと思っている経営者や、異性を手に入れるためならどんなダマシでもやるラブ…

白日日記

●亀田興毅のパッシングが凄い。彼自身は純粋培養された人間でナイーブだと思うから、結構シンドイのではないのか。本人がインチキしたのではなくて、周辺の大人たちの思惑の結果に過ぎないからだ。本人は初回にダウンしてから、その後は確実にポイントを稼ぐ…

白日日記

●関係性の王国であったニッポンから、関係性が失われていく。これは共同体の生態系破壊とも言うべきことだ。若者が酒を飲まなくなってきた。酒が、共同体を盛り上げるためのものから、単なる個人の嗜好品に変質しつつあるからだろう。崩壊の要素はあらゆる局…

白日日記

●ようやく全てが分かって全てが分からなくなってきた。分かったことは「分かろうとしなくてよい」ということであり、分からなくなったのは「それでもあふれ出す疑問は何の意味があるのか」ということか。 ●徹底的に否定して否定して否定しつくして、最後に、…

白日日記

●DJ OZMAの「スジガネーゼ」というコンセプトは久しぶりに聞いた気持ちの良いコンセプトワードだ。 ●銀行が大変なことになっているらしい。日銀の0金利解除で銀行が預かり預金の金利計算をしなければならなくなったのだが、5年間やってなかったので…

白日日記

●次期総理大臣は萩本欽一に決定。「金ちゃん、ミサイルなんかうったら、僕、困るよぉ」。 ●日曜日の大沢監督に注目。山本に「喝」を入れるだろうか。 ●「暇」を楽しめる人は「忙しい」ことを楽しめる人だけ。忙しいことを楽しめなかった人が暇になったら地獄…

白日日記

■母親が自分の子どもを殺すと警察に捕まる。子どもは母親のものではなくて国家のものなんだな。それが人権とかヒューマニズムというものの正体。母親は子どもを国家に奪われている。 ■「10円メール」の契約更新の葉書がきた。10円メール? ああ、昔あっ…

白日日記

●「弟子」というのは、なんか遠い関係で、師匠の技を盗むような感じがして、いただけない。師匠というのも、居心地のよいものではない。僕には舎弟はいる。舎弟とは、日常的に付き合って、僕のやってることを手伝ってくれたり、そいつがやってることにアドバ…

白日日記

■7月24日に、久しぶりにパーティを開く。僕らが宴会好きということもあるが、それ以上に、僕らの周辺の連中が、夏と冬が近づくと「今度の宴会いつですか、予定をたてたいので早く決めてください」と圧力かけてくるのだ(笑)。デメ研の宴会は、実にまあ、…

白日日記

■人は、自分が一番「苦手」だと思っていることの中に、その人の一番大事なテーマがひそんでいる。すぐ書けてしまうことはさっさかと書いてしまえ。その上で、本質的なテーマに向かうべきだ。 ■自分を嫌いだという人は、自分を好きになってくれる人に「失礼だ…

白日日記

■昨日はブックフェアへ。なんかいつも違うなぁ、と思う。新しい時代のブックフェアが出来ないものだろうか。ブックフェアというより「コンテンツフェア」みたいなものが。でも、今回のブックフォアで昨年より欲しくてたまらない機械を見ることが出来た。1台…