深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記

metakit2006-10-08

テレビを見ていて、いきなり嫌いになるタレントがいる。かつて、山田邦子がそうで、やがて和田アキコがそうで、今は吉永小百合がそうだ。テレビって、もの凄い狭い世界の人間だけで作っている。一度そのコミュニティに入りこむと、努力しなくても固定されたイメージだけで居られる。作る方も、毎回、コミュニティのルールを知らない奴に説明するのは面倒だから、慣れてるタレントを使いたがる。コメンテーターがいつも同じ人間を並べるのも「タレント名鑑」にのってる人間から選択するのだからだ。テレビそのものが動物園か芸能小屋みたいなものだと思っているなら、それはそれでよい。でもその中で、あきらかに努力しないで、最初のイメージだけで長く持たそうとしている人間が見えてくる。コミュニティ内部のボスになったり、勝手なイメージに安住したりするのが見えてくると、僕は拒否反応を起こす。シャープという会社は好きだがCMは最低だと思う。まして、亀山工場とか吉永小百合というイメージ戦略で勝ってると思う根性が一時代前の広告代理店の発想で、鈍くさい。シャープの吉永小百合のCMが流れるとチャンネルを変える。あとは、外資系の保険会社に出てくる、おっさんタレントたちだな。自分たちが何をやってるのか考えてみるべきだ。オレオレ詐欺の電話とたいして変わらないよ。