深呼吸する言葉

言葉の力

2005-01-01から1年間の記事一覧

白日日記

野菜は高いけど、ゆずが安い季節になった。まとめて買って、皮を刻んで1年分を冷凍しておく。香りだけの食べ物なのだな。初夏の梅干しとらっきょう、冬のゆずと干し大根のように、保存食だけが季節を思い起こす。食品産業が工業になった頃から、日本人の味…

白日日記

システムの時代は終わる。手仕事の時代が始まる。 始まらなければ人類はシステムに圧縮される。

白日日記

50歳になった時「大きくなったら何になろうか」と思った。 なぜか、そう思ったのだから仕方ない。 ただ、子どもの時とは違い、その思いを実現するためには戦術が必要だった。 僕はまず、若い仲間を集めて生前葬をやった。今までの自分のやり方を捨てないと…

白日日記

言葉で語るな。発見する力で語れ。 日々をなぞるな。日々になぞられよ。

白日日記

週刊少年チャンピオンの「バキ」とモーニングの「蒼天航路」が終わってしまう。開始とともに読み始めたマンガが終了してしまうのは、長年の付き合いが終了してしまうような寂寞感がある。これで、あと読み続けているのは月刊少年チャンピオンの「WORST…

白日日記

大阪・京都・伊勢・静岡と3泊の旅。京都でうなぎを食べる。驚く。うなぎに骨がついている。これまで、やわらかすぎるうなぎを当たり前のように食べていたが、骨付きうなぎを食べて、なるほどと思った。ちゃんと骨も焼いてあって、こりこりとおいしい。京都…

白日日記

これから関西・静岡方面に出かけます。 金曜の夜は大阪、土曜の夜は京都、日曜の夜は静岡で宴会です。 ご近所の方、一緒にいかがですか(笑) なお、日曜の昼間は伊勢神宮にいます。

白日日記

順太郎へ 橘川ですありがとう。 まぁ、僕や順太郎は最後の活字=言葉の人間だからな。 言葉というのは書く方の才能よりも読む方の才能が大事。僕の本は、分かるとおり、書く人間にとって書く必要があったから 書いたもので、しかし、大規模書店に並ぶ本のう…

白日日記

悲しみを逆さに吊す肉屋哉。学生の時に書いた俳句だ。友達が俳句を始めたので僕もやろうかな。俳句というのはデジカメに似ている。

白日日記

若い人は「時間の金持ち」である。老化とは、手持ちの時間が少なくなっていることを意識してしまうこと。金持ちは、時間のありがたみがマヒしている。だから、年寄りほど約束の時間を守り、若者ほど約束の時間に来ない(笑)

白日日記

僕は20代から読んでいる新聞は東京新聞である。今は新聞をとっていないが、キオスクなどで買うのは東京新聞である。一般の新聞は、基本的には、公的機関が発信する情報を中央で集めて発行するシクミである。このシクミそのものの構築に莫大な費用と時間が…

白日日記

2大政党制というと、僕なんかがイメージするのは、共和党と民主党とかいうのではなくて、二つの方法論の違いによる党、ということだ。人類には男と女の二つしかいないのだから、男性原理の党と女性原理の党ということになる。「平成の戦国武将」(笑)とか…

白日日記

僕は選挙には行かない。僕は表現者として言ってきたことがある。一つは「競争社会を超えよう」ということであり、競争社会の次の社会構造を作りたいと思っている。選挙とは、それ自体が競争であり、競争の勝者が行う政は、口では何と言っても、勝者のための…

白日日記

自民党圧勝。いやはや大変な時代がやってくる。日本人は「何かやりたい人」がいたら、やらしてあげたいという民族なんだな。民主党は政権交代だけで、何をやりたいのか分からなかった。日本を諦めないというコピーで負けだ。日本を諦めている人が多数派だと…

白日日記

アメリカでは大型台風カトリーナが猛威をふるった。ただ、ミシシッピーの肥沃な大地は、こうした自然の「猛威」による大河の氾濫によって蓄積されたものであることを忘れてはいけない。現在の利益のために、未来の生活を絞め殺してはいけない。アメリカは間…

白日日記

地域の活性化とは、個人の活性化以外にはありえない。地域を中央と同じ作法で活性化しようとするから、中央に勝てないんだ。ひとりひとりが活性化する仕組みを作らない限り、日本は沈没する。今は、システムと組織ばかりが活性化している世の中だ。

白日日記

郵政民営化反対の説明をするのに一番効果的な説明はこうだ。「郵政民営化になれば、一般企業だから消費税がかかりますよ。つまり、80円切手に、5%の消費税がついて、実質、84円に値上がりするわけです」と。郵政は、小沢一郎が言うように、郵便事業は…

白日日記

ネギが安くなってきた。小泉純一郎は織田信長でもヒットラーでもない。よく分からない衝動に突き動かされて自滅していった三島由紀夫である。父の不在と祖父の力。三島の祖父は漱石の同級生であり樺太長官であった。祖父の先にあるのは天皇である。もしかし…

白日日記

今年はジャガイモが高いな。ネギも。雨が少ないのだろうか。ジャガイモやサツマイモは江戸時代に入ってきたんだと思うが、そのことによって人口が増えた。食料生産量が増えると人口が増えて、人が集中する江戸が栄えたというわけか。サンマは一匹100円。…

白日日記

夏になると水不足が叫ばれる。だけど、サウジアラビアとかの砂漠国だって、海水の浄水化で豊富な水が使えるようになっているのだろう。たぶん、プラント技術は日本のものだ。なんで水道局は、そういうテーマを持たないのか不思議でならない。東京の水はまず…

白日日記

議会制民主主義が変わらない限り、競争社会はなくならない。競争で勝ち抜いた人間は敗者に残酷だ。そんなことはとっくに分かっているから、投票しない人が拡大している。この意識を現実化するには、議会制民主主義を超える、別のシステムを提示するしかない…

白日日記

民主党というのは、烏合の衆で、戦略家が不在なんだな。小泉が郵政一本で攻めてきたのに、あれもあるこれもあるという風呂敷を広げても突破されてしまうのに決まっている。こういう場合は、「郵政」に対抗するシンボリックなテーマで迎えうつしかない。それ…

白日日記

そいでさ「ブログを本にする」という話が昨年来うるさいだろ? そうじゃないんだ、僕は「本にするためのブログ」を開発してるというわけさ。もうすぐリリースだからね。「ブログ(メタ日記)」の意味と「本」の意味をちゃんと分かっていないと未来はないよ。

白日日記

利権構造とは、アジア的な村のボスや黒幕が仕切る世界である。しかし、利権構造を破壊するとは、また別の利権構造を生み出すことだ。「利」はあるのだから。そして、今度の利権構造は、ボスの姿が見えない、システムという名の吸い上げ構造である。やだやだ…

白日日記

小泉さんは、郵政法案が廃案になって喜んでいる。というのは、もともと、郵政法案が通過したとしても衆議院解散するというのは、一番したかったことだからだ。解散して、一気に自分の支持体制を固めたいと思っていた。さすがに、法律が成立しての解散という…

白日日記

僕はものすごく早いうちから自分のテキストをデジタルデータで管理することをしていた。何しろ、最初に買ったのは、シャープ書院の最初の頃の奴で、82年当時で200万円近くした(笑)5インチのフロッピーディスクで、買ったら、インストラクターのお姉…

白日日記

僕が凡百の物書きと違うところは、僕の場合の文章は全て「報告」だ、ということだ。 それは批評でも解説でもない。通常の評論家は自分がやってきた経験を元に現状を分析するだけだ。典型が野球評論家であり、その他の評論家も同じようなものである。僕は、新…

白日日記

はてなの会社に行って、近藤社長と会う。僕が、はてなを使っていると言ったら、驚いてた(笑)僕も、はてなを使っているのに、使い方をマスターしているとは言えない。企業は、どこでもブログブログとうるさいが、ブログという言葉は好きではない。僕は、ユ…

白日日記

神田の古本屋を歩く。僕は30歳の時に自分の持っている本とレコードをすべて捨てた。若い連中を集めて「全部、持ってけ」と言ったら、本当に持っていった(笑)。これ以後、新刊の話題の本というのは、絶対に読まないようにしようと思った。なんつーか、品…

白日日記

僕は1980年に最初の単行本を書いて、それ以来、10冊程度の本を出している。 最初は、「ロッキングオン」や「ヤング&子ども通信」という自分たち、もしくは仲間たちのメディアで連載した原稿をまとめて本にしていた。その後、日経新聞や日経トレンディ…