深呼吸する言葉

言葉の力

2005-01-01から1年間の記事一覧

白日日記

1980年代の終わりに、日経トレンディで連載頁を持っていた。そこで「消費ニヒリズム」という言葉を使った。2005年の今、僕は「消費ガンジー主義」を考える。与えられた商品やサービスに一切の不満も苦情も言わない。不満や苦情は、結果として、コス…

白日日記

リフレインしよう。 エコロジーはエゴロジーである。 エコロジーは心の中にある神を探求した人たちが獲得したものである。 自分勝手な結論である。 心なんて自然の一部である。 僕らの神は、心も含めた森羅万象の中にある。 存在自体がエコロジーであると認…

白日日記

新宿ステーションビル(マイシティ)の改築は、日本という社会がどんどん嫌な国になっていくという象徴のような出来事である。マイシティの地下は、古い市場のように安売りの肉や魚や弁当などが販売されていて、僕は新宿で飲んだ帰りや、わざわざ途中下車し…

白日日記

文章を育てるのは読む人である。何も返さなくて、読んだ人は書いた人に、時代を通してオーラを放つ。そのオーラをキャッチ出来る書き手は成長する。僕は、書き手を誕生させ、読み手と出会わせることを、人生の仕事としてきた。

白日日記

友人がいたりいなかったりが問題なのではない。 何かを一緒に築こうとした友人がいないことが問題なのだ。

白日日記

写真とは、時間のペット化である。 モデル募集。

白日日記

Rブログという企画書を書いた。パソコン通信の時代に「メタチャット」という実験をしていたが、あれだ。虚空に向かって放つ企画書は爽快だ。

白日日記

解決策を書いて、その問題点を指摘するような本を書きたい。

白日日記

人は夏に発生したのだろうか。春は夏に向かい秋は夏から去る。 植物が一番正しい。

白日日記

読むと会社を辞めたくなるような小説ってどういうものだろう。 テキストというものに、もういちど、過度な可能性を感じる 必要があるのだろう。現代はそういう局面だ。

白日日記

JR西日本事故 事故の後に職員が宴会やったりボーリングということでマスコミは攻撃しているが、日本の社会は、日常的には法治国家ということで法律違反を許さないが、非日常の時は徹底的に情緒社会になるから怖い。会社員が就業時間以後に何をしようと自由…

白日日記

僕が白日日記を書き始めたのは80年代の後半。最初はパソコン通信(BBS)だった。その前から、「100文字レビュー」とか「ユニットインフォメーシュン」みたいな企画を考えていたから、ポンプをはじめた時から同じことを考えていた。そういうば、ポン…

白日日記

JAGAT技術フォーラム主催の『10年後の「読者」像』というイベントがあった。元WIREDの中俣くんがコーディネーターで見知った顔ぶれが揃っている。(僕がいないのが不思議なくらい)(笑)その会議の個人的リポートがハテナにあった。ふむふむと読んでい…

白日日記

新潟から韓国経由で香港へ移動するというルートが流行っているそうだ。 どこで流行っているんだ(笑)

白日日記

夕焼け文庫が始まりました。音楽は誰もがコピーから入るのに、小説はコピーすると盗作と言われる(笑)僕がいつも仕掛けるのは、単なる個人のアイデア実現ではなくて、個人のアイデアが社会的なムーブメントになりうるような装置。わくわくする未来の側から…

中国問題

僕らが一番見なければいけないのは、中国と日本が敵対関係になって、誰が一番「得」をするのか、ということだ。かつて、イギリスは、ヨーロッパ大陸の各国間の対立をあおるための陰謀を数多く仕掛けたと言われている。そのことによって島国である英国への大…

戦後的自我論(新刊をまとめているので、今日からは、そのノートを書いていくことにします)

小泉純一郎という人の行動原理は単純明快である。それは「自分を裏切らない」ということにつきる。自分が首相になったら郵政民営化をやる、と「自分が自分に」約束して、それを決して裏切ろうとしない。靖国参拝も、おそらく誰かと約束したのだろうが、行動…

白日日記

現実に認められない未来こそが文化である。

白日日記

最近、講演をやると、やたらと反応が良い(笑)20年前から同じようなことを言ってるのだが、なぜか、みんな笑顔で聞いてくれる。官僚や研究者や大企業の連中だ。なんなんだろうか、不思議だ。やはり今年が2005年だからか。連休前までに1冊の本を書き…

白日日記

思い出した。ニッポン放送には、抜群の能力で番組を作っていて、将来の編成局長だと目されていたのに、インターネットに魅力を感じて退社した男がいたなぁ。確か、リネージュかなんかやってたんだっけ。うん、こうなったら、もう仕方ないでしょう。オーナー…

白日日記

フジテレビとライブドアの戦いは、人情(不合理)とビジネス(合理)との戦いで、しかし人情を語る人たちも、現実には冷酷なビジネス感覚で生き抜いてきた人ばかりだから、その矛盾を突いた堀江くんは正しい。「お金で買えないものはない」という言葉を今、…

白日日記

フジテレビの新株予約の話、テレビでは評論家が「五分五分」と言っているが、どう考えても、フジテレビの負けに決まっているではないか。こんなの認めたら、外資が資金を引き上げはじめるし、日本への投資格付けが大幅に下がる。そんなのみんな分かっている…

白日日記

ホリエモンの視点で面白いと思ったのは、フジサンケイグループの資本のねじれではなく、コンセプトのねじれを指摘したことだ。産経新聞の正論路線と、フジテレビの軽チャー路線とは、明らかに、思想が違う。一方で健全な青少年の育成をと訴えながら、一方で…

白日日記

「ポンプ」を、わざわざオークションで探して買った人がいる。1800円だったとか。僕が「投稿にはなるべく名前と住所を書こう」と呼びかけている。そして「イタズラがあっても、負けるな」と書いている。更に「イタズラがあったら、イタズラした人を、み…

白日日記

石坂まさおさんが昨年、本を出した。彼は、その本を周辺の友人にはお金をとって売った。周辺の人も、石坂さんの活動を知っているから、カンパの気持ちで本代を支払ったのだろう。しかし、はじめて会う人には、無料で渡してしまう。これは今までの「本」の扱…

白日日記

スマトラ沖地震の対策本部に、170兆円という途方もない寄付が提供されたという噂が流れている。世界構造の中でアフリカは伝統的にヨーロッパの権力が強いところでアメリカの支配が及ばない。アフリカの独裁者たちの資金がヨーロッパでプールされていて、…

白日日記

コミュニティの充実は、コミュニティの外部の人間にとっては、無益であるどころか、わずらわしい場合がある。テレビというのは、スタッフとタレントたちの密度の高いコミュニティで、内部でカラオケ大会やったり、楽屋落ちをやっている。その度合いがどんど…

白日日記

本をたくさん作ることになって、InDesignを導入。素晴らしい。僕は学生の時に雑誌を出すために写植屋になった男だから、なんだか、再び写植屋になったみたいだ。アドビにはモリサワから行った太郎くんがいるからな。写植機そのものがソフトになったようなも…

白日日記

流通が内容を決定する。マーケティング主導型の商品開発を、 徹底的に否定しなければ。

白日日記

お正月に、お雑煮を食べなくなった時が日本人の民族的崩壊の日だというようなことを かつて、桶谷秀昭は語ったと思う。農業民族としてのDNAがお雑煮にある。お正月には、なんだか食べたくなるけど、それ以外ではあまり食べようとしない。吉野屋が、日常的…