白日日記

ホリエモンの視点で面白いと思ったのは、フジサンケイグループの資本のねじれではなく、コンセプトのねじれを指摘したことだ。産経新聞の正論路線と、フジテレビの軽チャー路線とは、明らかに、思想が違う。一方で健全な青少年の育成をと訴えながら、一方で面白ければなんでもあり、という文化を訴求しているわけだから。こういうのは、フジサンケイグループという、完成しているかのように思ってしまう体制の内部にいたら、逆に気がつかないことだろう。正論が正論を押し通すなら、正論はフジテレビを批判すべきだ。面白ければなんでもあり、というホリエモンのスタイルは、フジテレビが育成したものなのだから。