深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記

metakit2005-03-01

フジテレビの新株予約の話、テレビでは評論家が「五分五分」と言っているが、どう考えても、フジテレビの負けに決まっているではないか。こんなの認めたら、外資が資金を引き上げはじめるし、日本への投資格付けが大幅に下がる。そんなのみんな分かっているのに、言わない。コメンテーターなのに、普通のコメントも出来ないテレビって何だ。だいたい、CXの側だって、こんな方策が通るとは思っていなくて、単なる時間稼ぎを狙っているのだろう。時間稼ぎしている間に、ホリエモンがボロ出すか、しかるべき権力が動き出すとか。ホント、ホリエモンには、身辺注意だよ。

こういう事件になると、必ず個人の側は、両親から別れた女房から、過去のシクジリや女問題を一斉に暴き出す。ところが、日枝社長のことは、誰も、ほじくりかえさない。だいたい、日枝さんは、労働組合の幹部として鹿内体制とのドロドロの権力闘争を勝ち抜いて、上場したのも、鹿内色の最後の追い落としのためにやったのだろう。株式上場を自らグループの私利のために利用したわけで、それの強烈なしっぺ返しを食らってるわけだから、普通のジャーナリストなら、書きたくなるような面白いネタはたくさんあるはずなのに。

ベンチャーとは、旧来の厳粛な体制をパロディにしてしまうところがあるね。
だからこそ中小企業ではなくてベンチャーなのだ。