深呼吸する言葉

言葉の力

2009-01-01から1年間の記事一覧

継続は力だが、少し薄汚れる。

種なし葡萄は食べやすいが、これじゃあ巨峰ではなくて去勢だ。

何を書くか、ではない。何を見たか、である。

時間はヤスリ。磨かれることもあれば摩耗されることもある。

美しいとは、自分が望んでも手に入らないものを指して言う。

なんでもありだが、なんでもよしではない。

20世紀に増殖してしまって処置が必要なガン細胞は、実体以上の経済と、実体以上の自我である。

偶然は楽しい。偶然だけが楽しい。

本を読むというのは、つまらない洗脳にかからない自分を育てるためなのに、つまらない洗脳をする本ばかりが売れる。

トラブルの現場が最高のビジネス・ブレストの場。

頑張るのではなくて、踏ん張ること。カラ元気ではなくて、実体の力で。

気が狂うことと、自殺することの間にある、ほんの小さな隙間が、僕らの歩いて行く希望という名の道。

自分が誉めてもらいところを誉められると、思わず照れてしまったり否定してしまったりするのは、なぜだろう。

自分以外の人間を発見するところから成長がはじまる。他人とは最初の社会である。

大勢でいてもひとり。ひとりでいても大勢の中。

反骨心と、わがままとは違うだろう。

修行できるテーマがあるというのは幸福なことだ。

自分以外の者に期待することが出来るようになったら、大人になったということ。

大それたことを考える小心者が好き。

人が背負っていくものは、失った友だちの命だけである。

肉体は時の器。人は他人の時と出会い、交わり、新たな時を胚胎す。

心はきっとゼリー状に出来ている。壊れないけど、ちぎれる。

自殺する人は自分と友だちになれなかった人。自分は殺せても友だちは殺せないはず。

権力というものは、権力者そのものよりも、その周辺に群がる連中が、権力を乱用する。

「ご機嫌ななめ」があるのなら「ご機嫌まっすぐ」もあるはずだ。

煮物は冷めていく時に味を吸い込む。人の成長も冷めていく時に何を吸収するかで決まる。

テレビは動物園。珍獣・奇獣を揃えてオリの外側から一般人が眺めて喜ぶ。

人に好かれる能力は、人を好きになることでしか育まれないからね。

未来に限界を感じるのか、現実に限界を感じるのかで、次の一歩は異なる。

僕がスランプの時は誰かがヒットを打ってくれるように感じるのがコミュニティというものだ。