深呼吸する言葉

言葉の力

傘が高価だった時代は自分の傘と他人の傘の区別は厳密だったが、100円ショップの傘があふれると他人の傘を持っていっても、罪悪感は薄れる。情報の価値も似ている。

すべては違和感から始まる。違和感を感じない人は、何も始める必要がない。

話す時は、相手の目を見て話す。書く時は、時代の目を見て書く。

人の気持は分からない。それは自分の気持ちをあらいざらい出してみれば、どれだけ支離滅裂な流動体であるかを思えば分かるはず。

真正面からぶつかるだけではなく、のらりくらりとしながら、相手の体制変化を待つのも戦術としてはありだよ。

真正面からぶつかるだけではなく、のらりくらりとしながら、相手の体制変化を待つのも戦術としてはありだよ。

無性に甘いモノを食べたくなっている時は、心がからくなっている時。

言葉にすることで押さえ込める想いもあれば、言葉にするとするっと実体が抜けてしまう想いもある。

僕の好きな感覚は「不意打ち」である。

本を書くことはスタジオ録音の作品。講演はライブ。作品でしか表現できないこともあるし、ライブでしか伝えられないこともある。

製品や表現形態の持つオリジナルな力を成長させることなく、タレントやアイドルの力を借りて商品化したものは、時間的にも空間的にも、普遍的にならない。

本を書くことはスタジオ録音の作品。講演はライブ。作品でしか表現できないこともあるし、ライブでしか伝えられないこともある。

開き直りを振り返って誇示してはいけない。開き直りから先に突破しなければいけない。

個人と個人の戦いをコミュニケーションと呼び、組織と組織の戦いを戦争と呼ぶ。

大事なことに気づいたら、ノートに記す。もっと大事なことに気づいたらノートには記録せずに、心に刻みこむ。

カチンと来たら、自分で分かっていることを他人に言われた時。グサっと来たら、自分で分かっていなかったことを他人に言われた時。

正しいことよりもかっこいいことを。正しいことは他人が決めたことを自分が評価すること。かっこいいことは自分が決めたことを他人が評価すること。評価されなければ、カッコ悪いということ。

ROCKには少年の鋭さがあり、POPには少女の包容力がある。2つを抱きしめた大人になれ。

人間は成熟しなければ堕落する。時間の中を生きる物体だから、そのままではいられない。

良いパーティとは、面白い人を集めるということではなく、つまらない人は呼ばない、ということ。良い文章とは、面白いことを言うのではなく、つまらないことは言わないということ。そのことを意識して行為するということ。

現実の中にしか未来はない。漠然とした未来ではなく、現実の大地を掘ることで到達する確かな未来への道を探せ。

語るべきことと、感じとるべき事柄がある。感じとるべきことは、多くの場合、語ってしまうと大事なことを失ってしまう。言葉以外で語らなければならないものがあるのだ。

忘れられないことと、思い出せないことがある。思い出そうとする力で、忘れられないことを復元してみせよ。

ライブで同じミュージシャンの同じ曲を何度も聞くように、同じ内容の話を何度も繰り返して聞いてもらえるような講演をしたい。

誰とやるかで何をやるのかが変わってくる。

機は熟しすぎると落下する。

2014年。早くも世紀末がはじまっているのかも知れない。

まだ実体がない時に、本質と中身を模索することを思想と呼び、実体を構築し完成し整備することをビジネスと呼ぶ。

才能とは、願う力。努力とは、願いを忘れない力。

人は変わることはない。あからさまになっていくだけ。