深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記

河野太郎という人は悪人ではないと思うが、彼が「小沢一郎は金丸金権政治の子分だ」みたいなことを言うと、呆れる。太郎さんの爺さんは河野一郎で、戦後の建設談合の元祖みたいな人で、政治家を職業として一代で莫大な資産を残した。その地盤の上で、今の自分がいるということにあまりに無自覚ではないのか。今の自民党は三代目が多くて、小泉にしても安部にしても、自分の祖父が何をしてきて、その祖父が作った地盤の上に立っているということを忘れている。自分の親ならば、まだ自覚があるのだろうが、祖父となると、単に孫を可愛がってくれた良い爺さんとしか思えないのだろう。鈍感な奴ほど、他人を責めるのがうまいのだから、いやになるよな。