深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記

metakit2006-06-04

ビッグイシューの記事。
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ロンドンのホームレス、4分の1が退役軍人
―戦士は戦場以外では無力なのです。
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ホリエモンに続き村上さんも。今の日本は、権力が逮捕したいと思えば誰でも逮捕出来る。メールや監視カメラが物的証拠になるのだから。だから最近、権力の側にいる人間はメールを使わなくなった。電話を使う。世の中に記録を残したい人たちはブログを始めたが、逆の動きも始まっているのだ。

▼検察権力の狙いは「小泉以後」だろう。竹中氏がおとなしくなったのも、不気味な圧力を感じたからだろう。あと、やばいのは、あの大学の教授たちだろう。インサイダーなんてもんじゃないからな。

▼年金や福祉へ回す金をきりつめて、アメリカの国防費に3兆円上納するという。植民地だな。基地の引っ越しするというなら、ヤマト運輸に委託すべきだ。アメリカとしては3兆円もらって、3兆円の雇用促進が出来るのだから文句なしだな。

▼基地移転の費用を日本が負担するというルーツは佐藤栄作沖縄返還合意の時に始まった。密約を指摘したのが毎日新聞西山太吉さんだった。西山さんは、外務省の蓮見さんという女性から情報を入手したのだが、それが男と女の問題に権力とマスコミはすりかえた。マスコミにいる西山さんを、だ。僕は当時、大学生で、毎日新聞でバイトをしていた。国会の記者クラブで西山さんのいる政治部で、原稿運んだり、他紙の新聞を配ったりしていた。いつも真剣な顔をしていたけど、時々見せる柔和な笑顔が忘れられない。

▼権力というのは、仕事の中身に関係なく存在する。かつて権力というのは、独裁者だったり総理だったりした。しかし、どうやら、今は「システム」そのもののようだ。革命があるとしたら、独裁者を倒すのではなく、別の「システム」を作るしかない。僕は学生時代から、ずっと、そう思って生きてきた。それは権力を取ること(莫大な金を掴むこと、巨大組織の長になること、権威の看板を持つこと、など)よりも重要なポイントだと思ったからだ。