深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記

metakit2006-06-18

◆橘川は、今年の春に気絶してからというもの、頭が冴え渡って(笑)しまってる。おのれぼめではないと思うのだが、頭で考えているというより、体全身から沸き上がるものがあって、やばい。数ヶ月で3冊の本をオンブックで出したが、カミさんにも、ちゃんとした(笑)評論も書けと言われた。「暇つぶしの時代」で、かなり集中して書いたのだが、そろそろ、あそこで何書いたか忘れてきたので(笑)新しい本を書こうと思う。実は、2年前に角川で出す予定で途中まで書きかけてた原稿があるのだが、小泉政権の暴風雨が時代を荒らしていたので、このまま書き続けると単なる直接的な小泉氏への怒りになってしまうと思ったので、書くのをやめた。暴風雨に対する緊急避難ということで。そろそろ嵐も去ったので、よいかも知れない。原稿は青空の下で書くのが一番だ。


◆テーマは3つある。「戦後組織論の変遷」(これは角川用に書いていたもの)「新世代アイデンティティ論」(組織論を書いていて突き抜けたんだけど、「ニートとは家の内側への家出である」というようなところから始まる。一冊の本にまとめたい)もう一冊は「アフター・インターネット」だ。インターネット以前と以後の世界を比較しつつ、インターネットの本質をまとめたい。歴史学者が権力者の手柄話をまとめたような御用歴史書のようなものではなく、時代の本質的な動きを凝視めてみたい。


◆「はてな」の使い方もようやく分かってきたので、まずは、新刊ノートとして使わせてもらおう。


◆てなことをやりつつ、時々、小説も書いてみたくなるし、写真にもはまっている。もちろん仕事のベースは「オンブック」で、相変わらず途方もない企画を続々と関係者に提示しまくっている。暴走の時代へ突入か。僕は、薄暗い明け方の海に「言葉」の投網を投げて、それを「仕事」で回収しようとする漁師だ。常に、異質な二つの方法論がないと生きていけない。


「私は誰だブログ」というのも面白いな。インターネットで「隠れんぼう」や「下駄隠し」のような路地裏遊びを復活させればよい。