深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記(最近、新聞化してる)

metakit2006-06-08

■僕は目的と結果を求めるタイプではなく方法と経過を求めながら生きてきた。そして方法として4つの手法を身につけた。「評論」「小説」「詩」「写真」である。これに「絵」と「映像」があれば文句のないところだが、それらを身につけるための才能と努力する時間が僕にはない。とりあえず、この4つを使って、システムと戦う(笑)。

■お人形のように可愛い人と、存在自体が可愛い人がいる。前者は若い時は良いが、年とったら悲惨だ。女でも男でも。

■文学がつまらなくなったのは「批評」の衰退からである。日本の近代文学は、創作と批評の確執によって進展してきた。しかし、70年代以後、自己満足の評論や表面を説明するだけの解説はあったとしても、存在を賭けて創作に立ち向かう批評は消えた。それは「対象化」という概念が社会的に薄まって、誰もが誰をも認めるという「相対化」の時代が始まったからだと思う。ジャーナリズムもまた「批評」であった。

■7月24日に、デメ研セミナーを行います。会場は桜神宮を予定。「放送と通信」の問題を、全く新しいソリューションをもって問題提起します。セミナーは昼間なので、夕方から、久しぶりに「デメ研サマーキャンプ」を行います。詳細はまた。