深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記

metakit2006-06-13

◆昨年、尿道結石が出て、今年の春は2度ばかり意識不明で気絶した。今度は目にも何かきているらしい。ほぼ「崩壊感覚」ですね。崩壊しようが倒産しようが逮捕されようが(笑)やるべきことだけはやらなければならない。会社はさぼってもよいが、人生は一瞬たりとも、さぼってはいけないのだから。



◆徐美姫ちゃんに会ったのは、もう10年近く前なのだろうか。仕事の関係で出会い、いつの間にか良く顔を見ることになり、いつの間にか僕のカミさんの会社で働いていて、いつの間にか消えていた子。たまたまデメ研の亀ちゃんがmixiで再会して、何してんの? と聞いたら、なんだか新進気鋭のカメラマンになっていた。人間関係というのは、こういうのが楽しいね。個人関係のあった人が、次に会う時は「メディア」という社会的装置を介して出会えると嬉しい。


◆でも不思議なもので、個人的関係のある人がメディアの上での表現するというのは、嬉しいけど、何か気恥ずかしいものがある。山崎浩一がはじめてTVに出た時、なんかうわずっていて、見ていた僕の方がオドオドしてしまった。中井美穂がアナウンサーになった時も、孫のバレエステージを見る祖父のような気持ちになった。岡崎京子が単行本をガンガン出した頃も、本は購入しても、なかなか読む気にならなかった。知らない人なら、その人の精神の奥深くまで平気で入っていけても、個人的な関係のある人の内面は怖いというより気恥ずかしい。自分の精神の奥底よりも気恥ずかしい。山下卓の新しい本「RUN RUN RUN」は、名作に違いないと思うけど、なかなか読み進められない。まぁ、いつか、こういう本は、まとめて読む時が来ると思う。人は年を取るが、作品はそのままだからな。