深呼吸する言葉

言葉の力

白日日記

metakit2006-06-26

リアルテキスト塾は、やはり面白い。人が求めているのは「集まる理由」だな。SNSをはじめとして集まるためのシステムを開発する人はたくさんいるけど、集まる「理由」を開発する人は少ない。だから結局、同窓会になってしまう。それはそれで楽しいし必要なことだけど、もっと、前向きの「同志会」が欲しい。


■リアル編集塾の企画を作った。これはどこかの学校に売りに行こう。


日刊ゲンダイに、村上ファンド事件への関与として、安延申さんの名前が出てきた。元通産で情報通信施策では中心的な人だ。ITの世界にいて彼と無関係だった人は少ないだろう。また村上さんは通産の時代に出版業界を担当していたこともあり、彼と付き合いの深い出版人は多いだろう。彼の後輩で出版担当だったのが、西村康稔さん(現在、衆議院議員)だ。僕は村上さんとは知遇がなかったが、通産時代の西村さんとはつながりがある。西村さんも、ホリエモンの事件の時にも関与を噂されたりした。通産省経済産業省)は、産業の育成がテーマだから、あらゆる業界の元気なベンチャーやトレンドに密接に関わっているので、今回のような事件になると、芋づる式に関係する人が登場してくる。マスコミというのは人間関係を遡ることが取材の原則だから仕方ないといえば仕方ないが、インターネットによって関係が半ば公開されている状況においては、自分で書いたブログやWebに公開した経歴などが、いつ自分に厄災をもたらすか分からないところがある。そういえば、ここ数年、事件がらみで何度か僕のところに取材にきた記者がいた。だいぶ前だが、ある脱税犯の取材で、どこを調べても何の記録もないが、なぜか橘川さんの出版パーティの発起人になってる(笑)とか。しかしインターネットを取材のソースにしてしまうと、誰もが同じネタにふりまわされることになるな。それをあらかじめ意識して情報を流す奴も出てくるだろうし、あるエンターティメントのデビューは、すでに有名でありながら名前を隠してインターネットでインディーズとして秘かに活動させて、インターネット発のインディーズとして登場させようとしている。


蟲師の実写を大友克洋さんが監督するという噂だったけど、JDCがファンドで制作資金を集めるようだ。コンテンツ・ファンドは利回り期待なのか、ファンのカンパなのか。


■なんだか暑苦しい日々が続く。